賃貸借契約あれこれ(③契約引渡に関して)

賃貸契約あれこれ

網羅的に一般論を記載しております。
それぞれ解決方法も持ち合わせています。
自分はダメかも・・と思いこまず
ご遠慮なくご相談下さい。

◆内覧・申込

◆入居審査(保証会社審査・管理会社審査・貸主審査)

◆賃料発生日(=鍵受領日=引越可能日)の確定

◆契約金明細受領・契約金振込

◆契約書読み合わせ・捺印

◆鍵受領

申込・審査承認から賃料発生日まで期間が短い場合によく頂く質問が、「契約書の署名・捺印前に契約金の振込日が設定されているのはどうなの?」というものです。

その通りだな・・と思うのですが、特段の明確な決まりはなく慣習的にほぼ全取引でそのような対応となっています。

不動産会社・管理会社的に悪意があるわけではなく、1.ギリギリでのキャンセルを防ぎたいこと、2.契約書類が国交省あるいは宅建協会にひな形があり契約内容に問題がないことがほとんどなことからこのような流れになっています。

ある程度は慣習を受け入れて頂く他ありませんが、契約金を振込する前に契約書のドラフトを送ってもらう等の対応は大概の管理会社さんが受け入れてくれますのでご希望の場合はお伝えください。事前のドラフト送信を拒む管理会社の物件については申込・契約を見送るというスタンスも有だと思います。

一般例(家賃10万・共益費1万の場合)
◆日割前家賃(14日/31日分など)・・49,677円
◆礼金・・100,000円(1ヶ月と仮定)
◆敷金・・100,000円(1ヶ月と仮定)
◆火災保険・・20,000円(概算)
◆鍵交換費・・17,500円(概算)
◆仲介料・・0円or55,000円
◆その他・・24時間サポート代/消毒代etc
物件ごとに金額も項目も内容異なります、内覧前でもいつでも概算書作成しますのでお尋ねください。

1.電気・ガス・水道の開通手続き
 各々電話・ネットで手続きできます。ガスだけはガス業者立会いでの開栓になりますので鍵受領後にのみ可能となります。
2.ネットの手続き
 マンション内にどこの回線が引かれているかお問い合わせください。そのまま使えるわけではなく、電話等で名義手続きは必要になること多いです。
マンション内に引き込まれている回線業者(A)以外の回線業者(B)の利用をご希望の場合はBにまず問合せ、共用部の工事が必要か否か聞いてください。工事が必要とのことでしたらお部屋の管理会社さんに工事して良いか承諾を得て頂くという流れになります。
3.引越業者からの連絡
 分譲マンション等なかには事前に引越日時の連絡をしておき養生等の打合せ・承認を得ておく必要がある場合もあります(必要な場合は弊社から事前にお伝えしますのでご安心下さい。)
4.住民票の移転
 住民票の移転はマストではないためお一人暮らしの方等は住民票を実家のままにしておく方も多いです。移転される場合は移転前の役所から転出届を受領し、引越し先の区役所に移転手続きをします。役所での所要時間は20分程度です。